光沢のあるワンピース水着が、休憩所のベンチに腰掛けた紀香里さんの長い脚にぴったりと張り付いていた。午後の日差しを浴びて、その素材はまるで濡れたように輝いている。さっきまでビーチバレーのコートで、仲間たちと砂を巻き上げていた活発な少女とは思えないほど、クールで物憂げな表情をしている。視線の先には一体何があるのだろうか。僕はレンズ越しに紀香里さんの表情を追いながら、シャッターを静かに切った。少し間を置いて、もう一度。
「紀香里さん、今の表情、すごくよかったですよ」
「え、本当ですか?…ちょっと疲れてただけなんですけど」と、少しはにかんだ笑顔を見せる。その瞬間、クールな表情は消え、18歳らしい無邪気さが溢れ出す。そのギャップに、僕はますますシャッターを切る手が止まらなくなった。
「さっきまであんなに激しく動いてたのに、今はまるで別人みたいですね」
「あはは、よく言われます。オンとオフの切り替えが激しいって。でも、こういう風に休憩してる時の方が、本当の自分に近いのかも」と、少し遠くを見つめながら答える。その瞳には、この先の未来への期待と不安が入り混じった、複雑な感情が揺らめいているように見えた。
僕はもう少し近づいて、ローアングルから全身を捉える。ワンピース水着の光沢が、彼女の健康的な肌をさらに際立たせている。少しだけ日焼けした肩と、すらりと伸びた脚。その全てが、この夏の輝きを体現しているかのようだ。
「紀香里さん、この夏、何か特別な思い出はできましたか?」
「そうですね…初めてサーフィンに挑戦してみたんですが、全然うまく乗れなくて。でも、波に巻かれた時、なんだかすごく気持ちよくて。また挑戦したいなって思ってます」
僕は心の中で、この夏の思い出に紀香里さんの名前が刻まれることを確信した。
モデルプロフィール
- 名前:紀香里久美子
- 生年月日:2007年10月16日
- 身長:159cm
- スリーサイズ:B77 / W62 / H87
- 出身:神奈川県
- 経歴:小学生の頃から市民プールに通い、様々な水泳大会に出場。賞を獲得するなど、将来を期待されていた。しかし、中学生の時に足を怪我してしまい、選手生命を断念。その後、雑誌で水着モデルを見て憧れを抱き、現在の道へ進むことを決意した。
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