潮風が優しく頬を撫でるバルコニー。蒼く広がる海を背景に、九条琴音は少しはにかんだようにこちらを見つめていた。背中が大胆に開いたバックレスのワンピース水着。その白さが、彼女の透き通るような肌を一層際立たせている。19歳とは思えない大人びた雰囲気と、少女らしい無邪気さが同居する不思議な魅力。何をねだっているのかは分からない。けれど、その吸い込まれそうな瞳に見つめられると、すべてを叶えてあげたくなってしまう。もしかしたら、彼女の魅力は、この計算されていない無防備さにあるのかもしれない。
「あの…もう少しこっちに来てくれませんか…?」琴音は小さな声でそう言った。恥ずかしがり屋なのか、視線をすぐに逸らしてしまう。こちらに来るように促しておきながら、いざ近づくと少し戸惑っている様子が可愛らしい。
「景色、綺麗ですね…」と呟いた彼女の視線の先には、水平線に沈みゆく夕日。オレンジ色に染まる空と海が、彼女のシルエットをより美しく彩っていた。こんなにも絵になる瞬間を、僕はカメラに収めずにはいられない。
「琴音さんは、どんな景色が好きですか?」僕は尋ねてみた。
「うーん…そうですね…やっぱり、地元の長崎の海かな。小さい頃から見てきた景色なので、落ち着きます」少し考えてから答えてくれた琴音。故郷を想う彼女の表情は、どこか懐かしげで、見ているこちらも温かい気持ちになった。
モデルプロフィール
- 名前:九条琴音
- 生年月日:2006年6月8日
- 身長:161cm
- スリーサイズ:B80 / W60 / H86
- 出身:長崎県
- 経歴:キッズモデルとして活動開始。着物ショーの経験をきっかけに、日本の伝統美に興味を持つ。高校卒業後、本格的にモデルの道へ進む。
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